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配送業×ICT(情報通信技術) 〜未来〜

2019/09/11

配送拠点から配送先までのいわゆる「ラストワンマイル」をICT(情報通信技術)を使って効率化することを目指す。

 

新事業のアイディアは「人口減少」にフォーカスしたものが多く、簡単にいえば、人手(なり手)不足で起こるさまざまな社会課題を、ICTを活用して解決していこうという事らしい。

人手不足による問題は、さまざまな産業分野で顕在化しつつある。運輸業では人手不足による問題が「乗客の多いバス路線を減便せざるを得なくなった」「宅配便の再配達で指定できる時間が削減された」といった形で表出している。

後者の「宅配便の再配達」については、「国内でのWeb通販(Eコマース)の成長」「配送する荷物数の急増」「単身世帯や共働き世帯の増加」といった社会環境の変化が人手不足を助長している面もある。

宅配業者によっては、配達の一部を外部の輸送業者に委託している場合がある。この場合、通常はトラック(あるいはバン)を1台単位で“貸し切る”契約となっており、荷物量がトラックの積載量を超えてしまえば「機会損失」になるし、逆にトラックの積載量より荷物が少なければ「余剰コスト」になってしまう。

配達を受託する宅配業者は個人(自営)である事も少なくない。宅配業者からの依頼が需給状況により変動してしまうと、収益が不安定化し「死活問題」となりうる。

ICTでネットスーパーの需要を喚起し、宅配業の抱える課題を解決できるか。この実証実験の先にある“将来”に注目だ。

詳細記事↓

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190705-00000094-zdn_m-sci&p=1